美しの沼

客席より愛を込めて。

あまつきつねの鬼灯

GEKIIKE本公演第8回「あまつきつねの鬼灯」

GEKIIKE公演、初めての生観劇。校條くんのオリジナル物のお芝居、 殺陣もたくさんあると聞いていたので楽しみにしていました。*1

個人的に仕事の忙しい時期ということもあり、3公演の観劇*2 でしたがすごく満足度は高いです。DVDも当然予約。観劇目的は校條くんをはじめとしたツキキャストと言ってしまえばその通りだけど、なかなかに面白い小劇場演劇を見つけられたことが嬉しいなって今は思えてるのが何よりの収穫。この感動は初めて好きな劇団や演出家の作品を見たときの喜びに近いなぁ。「one on one」で内藤君に出会って、今は内藤君もoneも大好きなように、校條くんのおかげで「GEKIIKE」も好きになりました。これからも応援したい。

 

舞台全般の感想

舞台は日本の江戸時代末期のとある村。山や森にはお犬さまの神社、狐さまの神社があって、人々は日々、神様にお願い事をしてる。ある時、どんな願い事でも叶えてくれる神社があるという噂と共に、村で不自然な人死にが出始める……。

というのが簡単なあらすじ。

主役の鷲尾くんを筆頭に主要登場人物は「狐、鹿、猿、蛇、犬」の神様たち。ただ神様の目線というより、物語の冒頭は神社と神社にお参りする村の人たちの群像劇のようにスタートする。日々、お犬様のところにお供え物をする女の子とその家族だったり、その村を治める城のわがまま姫様だったり。小劇場演劇としてはかなり登場人物が多くてびっくり。

アンサンブルキャストが稽古中盤に追加されたりして多いなぁとは感じていたけれど、オープニングとカーテンコールで全員が舞台上に並んだ時はかなりの迫力。というか、立ち位置を少しでも間違えると役者が見えないくらい板が埋まる。

劇場はシアターグリーンのBox in Box。一番大きいBIG TREE THEATERの方ではちょくちょく観劇しているんだけど、Box in Boxは久しぶり(多分初めてではないって程度)。さほど広いとは言えない板の上に、かなり大きい階段状のセット。上手には鳥居。常に板の半分くらいは段差がある状態なので、殺陣はもちろん、暗転からの一斉にキャストが揃うところなどはかなり危ないのでは。見事にこなしてる役者さんたち、それぞれの鍛錬と信頼のなせる技だなぁと感心しました。

奈落やセリ、盆を使ったセット転換のない舞台において、据え置きのセットと芝居で作り出す空気でどう場面を作るかというのはすごく大事だと認識してるんだけど、あまつきつねの舞台においてはこのセットが本当にいい味を出していたように思う。

唯一、減点というか、気になったのは上手側がセットのせいで見切れてしまうことだなぁと思っていたんだけど、先行で上手端になってる人に対して、制作スタッフが開演前に当日券確保分の席(見切れない席)と交換するか案内してるのを目撃。。これほぼ毎公演やってるんだろうなぁすごいなぁと手づくりの小劇場演劇ならではの出来事だった。

 

物語全般の印象としては、すごく大きなファンタジーを小さい箱で目撃してしまったというのが一つ。もう一つは、もう少し主役であるはずの狐にピントを合わせても良かったのではないかということ。

登場人物全員主役の群像劇のような作りになっていたけれど、これはツキステ。(10月末まで夢見草が上演されていた)でメインキャストの合流が遅れたことや、事務所舞台ということで、一人の主役はいるもののGEKIIKEメンバーは全員に見せ場を作りたいという制作サイドの配慮も影響しているかもしれない。

今回出演のGEKIIKEメンバーで言えば、姫役の神谷さんは姫というインパクトはあるもののあくまでも脇の役だが、それ以外のメンバーは皆、神様側でそれぞれに結構な見せ場があったと思う。そして神様以外のいわゆる人間側にもきちんとドラマが作られているので、初見の時はどんどん変わる視点と展開に少し混乱したし、登場人物たちを全員把握してストーリーを追っていくだけで脳の処理が割といっぱいになった。ただ、二回目の観劇時にはオープニングの芝居の中で描かれていることがすべてその後の展開につながっていることがわかるし、パンフも読んで役名も頭に入れて観ることで、よりそれぞれの登場人物への認識が深まり、役者たちがかなり細かい芝居をしてるところも気付けてより楽しめた。

この舞台、メインの神獣さまたちは芝居よりも、アクションや動き、個性的なキャラが強めで、話の筋というか物語そのものは人間組の芝居によって動いているので、人間側の役者さんの芝居や心情の変化に感心を持つことが、この舞台をより楽しむ鍵になっている。

おそらく意図的に作られた脚本演出だと思うけど、要するにリピートしがいのある作りになっているのかなと。あまり一回だけの観劇を前提とした作りにはなってない気がした(90分強の芝居に対して情報量が多すぎるくらい)。もし一度だけで大満足な作りにするなら、前述の通り、主役である狐さま目線を増やしていく方が物語としてわかりやすいのではないかと。これは、そうしないと変ということではなく、今回のこの演目も凄く楽しめたけれど、これっきりにするのが勿体無いくらいの題材だと思ったので、何年か後、もう少し大きな箱で、休憩を挟んで二幕ものとして、再構築する際には主役の狐を中心に神獣様たちの「芝居」で見せるシーンがあっても良いのではと言う私の願望。

  

キャストのこと

印象に残っているのは敵側とも言える、鴉目禰の樋口さんとその部下を演じた山口侑佑さんに、物語のキーパーソンだった湛山役の六本木康弘さん。六本木さんは殺陣指導もされているJAEの方ですが、まぁ動きがいいのは当然として存在や芝居も渋い。そして山口さんは動きが綺麗なのはもちろん、衣装とメイクも合わさって、凄く独特に色っぽくて印象に残った。 

Wキャストの蛇頭千は二人とも観たが、予想通り(プロフィール調べていた)、池田くんは器用。現時点のスペックは彼の方が色々上だろうなというのは感じた。蛇頭千はヤンデレとも言えるキャラだったのだけど、池田くんは動きも芝居も声のトーンも高い分、綺麗な感じ。上仁くんは役に合わせるならもう少し衣装のさばき方とかまで神経が行き届くといいと思うけど、でも彼の芝居も好き。たつきち(上仁くん)はツキでも感じるんだけど、どこか華があるんだよなぁと*3。なんとも言えない存在感があるし、二回観た中でも芝居も殺陣も上手くなっていて、やっぱり彼には頑張って欲しいなぁと思わせる力があるなと。

神獣のGEKIIKE組、お犬さまとお猿さんの原野さん、真佐夫さんはキャラクターがぴったりなのがわかるし、アクションが素晴らしい。特にお犬さまの原野くんと六本木さんのシーンは物語の鍵になる部分ですごく良かった。一方でどうしても湛山と犬牙がきっかけで話が動くので、二人が主役ではって思う部分もあるのよなぁ。それがどうしても主役がボケた印象になる原因でもある。

主役の狐さま、狐子路の鷲尾くんがきちんと丁寧に芝居をしてくれて、それが狐子路の儚さになっているのかは良かった。ただ先述の通り、狐子路の過去についての回想シーンが割とサラッと過ぎていくので主役としてやや弱いように思う。これは鷲尾くんの存在感のせいなのか、脚本のせいなのか。多分両方。

今回の狐子路は主役だけど、あまり狐子路の視点になる瞬間がなかったので、常に舞台の世界で儚い、誰よりもファンタジックな存在に見えた。まだ数作しか観ていませんが鷲尾君はすごく器用だし恵まれた体格を持ってるけど、何をしなくてもいるだけで目立つようなものすっごく存在感があるってタイプではない印象。だから彼を話の真ん中に据えるのであればはっきりとそうわかるセリフだったりキャラだったりをぶつけた方がいいのではないかなぁと。ツキステのライブの陽くんを演じてる時は当然のように太陽のようにギラギラしてるけど、狐子路の鷲尾くんは美しくて儚くて綺麗だけど消えそうな雰囲気が常にあって。それは物語の展開的に正しいけど、主役なのだからもう少し、脚本演出がその存在を華やかにしてあげてもいいのにと思えた。

 

一方、お目当ての鹿さん。鹿奈汰役の校條くんは、小学五年生だった。

始さんからの鹿奈汰くんのギャップがすごい。萌え苦しい。

どこまで演技なのってくらいピュアでまっすぐな鹿奈汰は殺陣も校條くんの身体能力に合わせて見せ場を作ってもらっていたので、演技とアクションがそのままキャタクターを体現するタイプで、じっくりとした芝居らしい芝居のパートは実は少ない。けれども、神獣たちの中でもさらにピュアな存在として描かれているので、時々ハッとさせられるようなことを言う。狐子路の最期に「なんで?」と疑問をぶつけたりするのも、鹿奈汰にしかできないよなぁと。

眩しくて可愛い愛すべき鹿さんでした。見た目、アクションは大満足だし、こういう役を今後もそう度々やることはないんじゃないかと思うので、今回については彼に対しては素直に萌えてました。

 

 

アフターイベントのこと

GEKIIKEの舞台は毎公演アフターイベント、それから公演終了後トレブロにキャストが立ちます。

私がちょくちょく行く劇団/プロデュースで言えば、柿*4は基本毎公演アフタートークがあるけどあそこは演出家の頭の中を覗く時間みたいなものなのでちょっと毛色が違うし、one on oneの場合はアフターライブが大好きなので、アフターライブ目当てでチケット追加をすることはあります。しかし、ここまで毎公演全部イベントがあるようなところは本当に久しぶりというか通った記憶はほぼなくて、聞いてはいたけどびっくり。

結局、私が参加したのはサイン会*5が2回と紅白歌合戦*6でした。

アフターイベント発表されてすぐに校條くんのサインの日は追加したんですけど、普通にあんなに喋れるとは思っていなかったので、サインを記念にもらうことしか考えてなくって、接近戦苦手族はろくなことが言えませんでした。鹿可愛いしか脳みそに浮かばないんだよ、バカ。

もう一度のサインの日は演出の樋口さんもいらっしゃる回だったので、割と落ち着いて感想が言えて、これは嬉しい時間でした。全公演の演出を担当されている樋口さん、前回公演の月下では振付を担当され今回も制作に名前の入っている神谷さんは、校條くんや鷲尾くんと同じ事務所の役者の先輩でもあるわけですが、すごく丁寧な対応をしてくださって、2.5舞台から鷲尾校條目当てが大量にいる現在の状態もおそらく冷静に受け止めていらっしゃるなぁという印象でした。どうでもいいですが神谷さんの持つ雰囲気が好きです。

というか、GEKIIKEにツキウタ。グッズ大量発生しすぎでな。。曲のバッグやカバンにうさぎ1匹くらいはわかるやつはヲタクってことだし、普段からそのカバンをつけたり、アクセサリー感覚でうさマスコットついててもいいと思うので、私はとやかく言うつもりはないです。ただ小さい劇場にジャラジャラ缶バッジのついた痛バは邪魔になると思うで。。

イベントは紅白歌合戦がすごく面白かったので、これからも接近よりは歌合戦とかキザ台詞の日がいいです。ハイタッチの日とかは避けたい。。

 

 

 

本当に素敵な舞台だったので、公演情報最後にまとめておきます。キャストの皆さん、お疲れ様でした。昨年同様に、映画版*7も作られるそうで、撮影始まっていますが、楽しみにしています。

今年はあまり小劇場に足を運んでいなかったんですけど、手作り感のある舞台もやっぱりいいなぁ。

 

公演情報

GEKIIKE本公演第8回「あまつきつねの鬼灯」

2016年11月17日(木)~28日(月)全18公演

【劇場】シアターグリーン Box in Box

【演出】樋口夢祈 【脚本】木村純子

【出演】鷲尾修斗 校條拳太朗 上仁樹/池田明日香(Wキャスト) 真佐夫 原野正章

山口侑佑 鈴木祐大 坂口慎之介 小澤暢子 久野木貴士 新開理雄

武内恭彦 菅井義久 小川隆将 今村美音 櫻木優羽夏 黒木祐司 工藤八雲

六本木康弘 神谷光 樋口夢祈

*1:ちなみに、これまで観てきたのは「ツキステ。」「アルカナ・ファミリア2」そして映画やイベント、昨年のGEKIIKEはDVDで観ました

*2:ちなみにWキャストは上仁くん2回、池田くん1回で観ました

*3:個人的に黒年中は華がある、白年中は上手いというのは「ツキステ。夢見草」で感じた印象

*4:柿喰う客

*5:キャスト数名がパンフレットにサインをしてくれる

*6:キャスト数名によるカラオケバトル

*7:おそらく来年都内ミニシアターでの上映と思われる

いつかの自分のため:記録を残す意味

風邪ひいてしまい、まともに文章が書けなくてレポにならない。。

ので、少し前からちょっと書いてた久しぶりにブログを始めた理由を先に。

 

気になる俳優さん(アイドルやダンサーさんでも可)を見つけた時、どうするか。

今年、2.5舞台をきっかけに久しぶりに新しく気になる俳優さんができた。相手は元々原作の最推しのキャラクターを演じた役者さん。その舞台で彼は私の好きなキャラクターを夢を壊すことなく演じてくれて、更に劇中で見せてくれた表情やダンスの時の身体の動かし方にも惹かれた。実は2.5舞台から俳優さんに興味を持ったのが初めての経験だったこともあり、彼が好きなのかキャラが好きなのか判断ができないので、まずは彼について調べた。

Wikipediaの個人ページがないことに心底驚いたが、事務所のプロフィールでキャリアを確認する。*1 そして、俳優としてのキャリアは実はそう長くないが、所属事務所が舞台を主催しており、そちらではすでに主演やメインキャストを務めていることがわかった。

 

よし!!と思ったが、そう上手くはいかなかった。

満足できるだけの情報が得られなかったので。 

私のこれまでの感覚だと、コンスタントに興行を行っている劇団や主催であれば、検索をすれば多少は観劇レポを得られると思っていた。日本でも有数の巨大事務所に所属しているじたんはもちろんだが、これまで贔屓にしてきた俳優たちも、その全てとは言わないが、調べればほとんどの場合、それぞれの役の芝居の詳細は分からずとも、その舞台の評判くらいは分かることがほとんどだった。

今回の場合、私が欲しかったのは、ズバリ気になる役者の芝居や歌、ダンス、殺陣、アクションなど全般の評判。そこはまぁ、小劇場だし、ピンポイントすぎて無理だとしても、コンスタントに事務所舞台が行われているので、ある程度客観的な演出、脚本の感想や傾向が得られれば過去作のDVDを購入するかどうかや、次の舞台が発表された時の判断材料になると考えていた。しかし、結局私が完全に納得できる、満足できる情報は得られなかった。*2

結果的に、これはもう生で観て確かめるしかないと決心がついたので、自分としては問題はなかったのだが*3、 それは私が首都圏で生活していて、普段から思い立ったら当日券でも舞台を観るような人間だからこそ。これがそう気軽に遠征のできない人だったり、舞台初心者の若い子だったらどうだろう。

 

その時、昔を思い出した。

 

*** 

 

私は割と突然変異でじたんのファンになった。

背景として世の中の(周囲の知り合いの)ごくせんブームや野ブタ青春アミーゴ)などがあったけど、身内に所謂ジャニヲタな人はいなかった。皆がTVで見れる仁亀や山P、錦戸亮くんに満足している中、その後ろにいたじたんのファンになったのは周りでは私だけだった。ジャニーズJrという言葉は知ってはいたものの、じたんがどのような仕事をしているのかもよくわかっていなかったので、毎日ブログやmixi*4で新着日記を探した。Jrと言ってもCMに出たり限定ユニットに選ばれたりしてるから一般人だった私の目に留まったじたんは人気があったので、思った以上に情報はたくさん得られた。日々、ネットでじたんのことを調べたり動画サイトをあさった。じたんがたくさん映り込みしてる先輩たちのDVDを購入するところまでは自力でいけた。

それは夏のコンサートのレポをとにかく読み漁り、やはりじたんを生で見たいと思うようになって少しした頃。じたんを知って初めて彼の誕生日を迎えた。先輩の主演舞台に出演していたじたんは、先輩の粋な計らいで、板の上でたくさんのファンの人たちと共演者たちにお誕生日を祝ってもらっていた…人様の日記を読み、詳細なレポに感謝するとともに、なんで自分がそれを見れていないのかと凹んだ。

正直落ち込み悩んでいた私を助けてくれたのは茶の間なりに書いていたじたん日記を読んで声をかけてくれた人たちだ。*5 その後、優しい先輩がたの手ほどきを受け、初めて団扇を作り、コンサートに行った。その後はじたんがバックに着くデビュー組の先輩たちのファンクラブに入り*6、あっという間に立派なジャニヲタになった。

舞台やコンサートの感想は積極的に書いた。じたんの現場に入っていると言うことをアピールしたい自己満足もあったのは確かだが、こんなにも素敵なじたんのことを、少しでも興味がある人に知ってもらいたいという気持ちの方が大きかった。レポはずっと全体公開で書いた。自分がそうだったように、自分の日記を見て、じたんに会いたいと思ってくれる人がいたらいいなと思ったのだ。

 

時は流れ、だんだんとヲタクはmixiからTwitterに移動しはじめる。Twitterは便利だ。mixiよりも簡単に浅く人とつながれるし、気軽に発言ができる。元々人見知りの自分にとってもTwitterは居心地がよく、じたんのデビュー前後には、私の発信交流ツールはほぼTwitterになった。

じたんのファンは多い。今もマメにブログを書いてくれている人もいるし、なんならツアーや舞台初日にTwitterに感想を落とせば、瞬時にRTで情報は共有され、時には勝手にまとめられたりもする。デビュー以降は情報が多すぎて自分の怠惰で出演TVの録画を逃したことはあっても、欲しい情報が得られないなんてことはなかった。自分が現場に入らなくても、その日検索をすればすぐにじたんのレポは見つかる。

 

じたんのデビュー前後より私はもともと好きだった舞台観劇の比率を上げた。*7 おかげで私のTLでは毎日のように様々な舞台やアイドルのコンサートの感想が大量に流れていく。しかし、140文字では主語もないことも多く、日が経ってしまうと、ある特定の舞台、公演のことが知りたい場合、Twitterから情報を得るのは難しいと感じる。

 

*** 

 

今や何万もファンのいるじたんの場合はそのうち1%が感想をネットに書くとしても、それだけで数百人はいることになる。*8

だけど、舞台俳優たちは? 普段100-200のキャパで舞台をやっている役者たち、彼ら一人ひとりのファンのうち、彼らの板の上の姿の記録を残してくれる人は何人いるだろうか。

 

 

推しくんに関しては完全なド新規のため、自分が急に推しくんについて語り出しても、誰かの助けになるとは思っていない。そもそも彼は今ブレイクしかけているので、この先については今回の私のような心配はいらないかもしれない*9 。 

しかし、書くことで好きになった役者の、好きだと思った演出家や劇団の足跡が一つ増えるのはいいなと思う。

 

私はわざわざファン(担当、推し)と名乗っているのに現場に入らない人間、本人のメインの活動にお金を払えない人間が基本的には好きじゃない。じたんについてはもはやそういう茶の間がコンサートに来ると更に倍率が上がるのでこなくてもいいとは思わなくもないけども。なお北海道&東北のファンは絶賛募集中です。少なくとも、じたんはアイドルなので、じたんの所属しているグループの誰かのファンなのに、その本業であるCDの1枚も買わない人間が偉そうに担当語りをしたり、コンサートでファンサがもらえたもらえないの話をしてる姿は本当に冷えた目で見ている。*10

しかし、自分が当初、J事務所にそれなりにハードルを感じたように、イケメン俳優くんたちに対して興味を持った人のなかには、内容の良し悪しはもちろん、出番もわからない舞台のチケットを買って劇場に足を運ぶことに、なかなか勇気が持てない人というのもきっといるのではないか。*11

 

同担や同厨に限らず、そんな風に現場に出ることを迷ってる人が役者の名前や出演舞台などを検索した時に、背中を押すその一助となったらいいなとは思う。*12

 

 

だからこれは未来の誰かのためじゃない、これはいつかの自分のため。 

楽しかった舞台は楽しかったと、ハマらなかった舞台はハマらなかったと、できれば軽くでもいいから記録を残す方がいいなと久しぶりに思ったという話。

 

 

 

今のところ、多分観た舞台全てのレポは書けないと思うけど、残したい/共有したいと思った舞台の話や、140文字では足りなかったヲタ語りはしていこうという気持ち。

そんなわけで元々マメじゃないので、飽きるかもしれないし、可もなく不可もなかった舞台とかはわざわざ書かないかもしれない。何しろ早速風邪引いて、ちょっと書く気持ちが弱まってしまっている。。

*1:まさかの初舞台がペダステ直線鬼だったし、なんならKステも観ていたがその時はアンサンブルに目が行ってなかった模様

*2:得られたのは今年のアルカナ・ファミリアくらい。ありがとうアルカナ。デビトがかっこよくて本当に良かった

*3:その後の出演舞台や映画に足を運び、過去出演作のDVDも結局購入

*4:基本的に当時の私の居場所はmixi

*5:同担やえび担など、同じラインのJrのファンの人たち

*6:Jr担はバックに着く可能性のあるデビュー組のファンクラブに入ることが多い。というかファンクラブに入らないとチケットが手に入らない

*7:これは単純に忙しい成人Jrと比べるとデビュー組はテレビ仕事なども増えて圧倒的に現場が少ないので予算と時間をじたん以外にかけられる

*8:しかもジャニの場合、一人の感想よりも大きなRTやいいね、呟きによるトレンド入りの動きの方が公式に伝わりやすい部分もあるので、タレント本人たちがつぶやくことはなくとも、Twitterはファン活動において重要なツールになっている。

*9:wikipediaについては事務所の誰かか古参ヲタの方にできるだけ早めに正確に作っていただきたいところ

*10:今年の夏のハイライト、シャララ狩りは本当に久々にヲタクとして血湧き肉躍る出来事でもあった。なにしろファンクラブ会員が全員1枚買っていれば何も問題なかったはずなのだから

*11:もちろん、イケメン若手俳優や地下アイドル系はSNSや安いイベントで本人に絡めるので本業にお金を出す気がそもそもない馬鹿野郎は一定数いるのは知ってる

*12:人にもよるかもしれないが少なくとも私はじたんや推しが褒められているのを見るのが大好きなので、いい仕事をしている時はTwitterでも積極的に推しの名前で検索する。 気になる舞台がある程度ロングランなら、自主的にネタバレレポを読んで観に行くか検討する。

宙組全国ツアー『バレンシアの熱い花』『HOT EYES!!』

秋の宙エリザのチケットにかまけすぎていて、秋冬の星組雪組を取り逃がしまくっていたんですけど、これは取れたので行ってきました。

 

宙組公演 『バレンシアの熱い花』『HOT EYES!!』

11月26日(土)18時開演 神奈川県民ホール公演。

仕事が忙しすぎたり、他の舞台もあったので、メインどころのキャストのみ確認して行ったので、ご当地ジェンヌ少なくてびっくりした。。*1

 

宙組は割と贔屓にしてる桜木みなとさんが今回は全国ツアー組ではないので、*2 シンプルに現役トップスターでは一番好きな朝夏さんを中心に観ました。

とは言うものの、この宙組の全国ツアー、それ以上に「チキチキ次期トップ娘役お試しツアー」な要素がかなりあるので、結局、そこをメインに観てしまっていたような気もするのがつらい。*3

 

ミュージカル・ロマン「バレンシアの熱い花」

宝塚の王道の一つ、愛と復讐のミュージカル。前に大和悠河さんがやってて、それ自体も確か再演だったよなって程度の認識でいたら、パンフに初演「1976年に榛名由梨」って書いてあってヤベェってなりました。失礼いたしました。今回、本当に色々ノーチェックすぎる。

で、観て最初の感想はこの演目、まぁ様(トップスター朝夏まなとさん)と真風(二番手スター)じゃなくて、うららとまどか(宙組の路線娘役二人)ありきで決めたな、宙Pってことだな。

今回のツアーは娘役トップのみりおんこと実咲凜音さんはいないので、まぁ、娘役のお試しもあるのはわかってたけど、思った以上にWヒロインありきなミュージカルで。

 

まぁ様はともかく、二番手スターの真風も売り出したいはずなのに、ラモン・カルドスって役は、かっこよかったけど、そんなにおいしくない役で。むしろ棚ぼただったのはロドリーゴ役のアッキー。ロドリーゴ美味しいよね。ラモンとどっちが二番手かって言われると悩むレベル。

あとはイザベラ(うらら)とマルガリータ(まどか)のWヒロインの脇で、シルヴィア役のららちゃんが地味によかったし、活躍してたね。二人に比べたら華は欠けるかもしれないけど、逆に娘役スターに求められる基本スキルは備えてる様に思うので、いっそららでも良くない??って思ったりしましたね。何がってトップ娘役の話。

 

話があまりにも古典的愛と復讐の物語なので、最後のあのセリフで物語の幕を閉じるのとか、この主役が実はどうしようもない浮気男なのとか含めて、良く言えば大人な味わい深い展開と言えなくもない。。(去年、鬱な気分でその音楽に浸った「パッション」とかも思い出す。大人なラブロマンスの男は絶対にクズな法則)

物語は古いですが、大勢口のダンスは娘役のスパニッシュ系の衣装とか本当に可愛いしオシャレだな〜好きだな〜って思っていたら振り付けはANJU先生(元花組男役トップ安寿ミラなんですね。そりゃかっこいいよ。私、まぁ様にもっとANJU先生の振り付けで踊って欲しいんですけど!!!!!!

役の比重的に政治的なものが見え隠れはしましたけど、それぞれの配役はぴったりで、棚ぼたなところもあるかもしれんけど、アッキーのロドリーゴはすごく素敵だし、フェルナンドのまぁ様はもちろん素敵(だけどダメ男)、でも素敵だからこそ、タイプの違う女性二人が惹かれたのもまぁ、そうなるよねぇというのもわかる。

まぁ様はイケててチャラそうに見えて寂しそうな女が放っておけない男を演じるのがうまいというか、これ天性のものかもしれない。だって、宙組に来てからのまぁ様がまさに周りが放っておけない、だけど確かなリーダーシップと良いお兄ちゃん感を出してくるの。。

御曹司として完璧だからマルガリータみたいな良い婚約者もいて、彼女のことも純粋に可愛いと思ってるけど、復讐だったり家のことだったり、完璧すぎる男にのしかかるものをどこかに放出したい、そんな時イザベラみたいな女が必要なんだろうなぁって古き良き正妻と愛人の物語です。初演の昭和にはスペインじゃなくて、神戸や京都に転がってた実話でありそうな話。

ここでイザベラと結ばれるみたいな展開だったら流石にドン引きだったので、ラストの「イザベラも死んだ」は割としっくりきたし、この終わり方だったから大人なラブストーリーとして再演されてきたのかなとも思ったりもしました。

あとは、ルカノール公爵側の宙組の中堅男役たちはうまいしかっこいいよ!!!!!

誰見たらいいのかわからんくらいに!! 

 

ダイナミック・ショー HOT EYES!!

いやぁ、こんなに全ツ向きな演目だったのか!!!!!!!!!

大劇場では嫌いじゃないけど、駄作って思ってたんです、このショー。何しろ最初から「全場大階段」を使った全く新しいショーですなんていう、余計なコンセプトを作ってしまったばっかりに、ただ単に演出を放棄しているようにしか見えない(セット転換がない)、もっと空間を広く使って踊って欲しい場面も大階段が出っぱなしだから狭い、知名度のある歌謡曲メインの中詰めはキー的な問題と客席の拍手でスターの歌を楽しめない。

場面場面で好きなところもあったし、主題歌も嫌いじゃなかったけどどう考えてもいいショーだとは思えなかったんですけど、全ツでこれをやると聞いて。

あ、全ツならいいかも。と多少は期待をしていたんですけど、予想以上に楽しかった。

大階段がそもそもないので小さい階段などで再編した新セット。シンプルながら、大劇場より板をつぶさないし、場面転換がほぼない分、ノンストップで楽しい。

謡曲メドレーの中詰めも問題は変わってないけど、大劇場じゃなくって、地方で見る全ツは宝塚慣れしていない人が楽しめるのが一番。神奈川ですらこの盛り上がり。もっと地方ではさぞかし盛り上がってるでしょう。

 

まぁ様のダンスがかっこいいとか、今回の全ツ、真風とアッキーはちょっと歌弱いんだよなぁとか思うところは色々あるけど、それ以上に本公演ではトップ娘役のみりおんがやっていたポジションを誰がやるのかと思っていたのだけど、本当に面白かった。

オープニングこそ、うららだったけど、あとは割とまどかでしたね。いや、まぁ、うらら歌えないからなんですけども。

 

 

トップ娘役の話になると、私はダンスや芝居が本当にうまい人なら時々音痴のスターがいても良いというか仕方ないとは思っているんですけど*4、 それにしても、やっぱりトップ娘役が裏声で歌えないのは論外だと思っていたので、うららのトップは反対ではあるんですけど(うららは、元雪組のせしるさんみたいに美味しい美貌の別格娘役として君臨したらいいじゃないと思っていた)、今回、見事に

  • うららに裏声では歌わせない(ほぼ歌ソロは地声歌唱)
  • 踊りながら歌う、裏声が必要な部分などは全部まどかやらせーこやらが担当

ということを完全に貫いてくださったことで、ちゃんと楽しかったし、うらら、見た目はやっぱり抜群に美しいんだよなぁと正直見惚れました。

 

まどかがまだ若いですし、宙にはせーこを筆頭に歌えるベテラン、中堅娘役もたくさんいるので、うららがトップになることで、彼女たちの歌う場面が増えるならそれはそれでいいのかなぁなんて、あれだけうららトップは嫌って思ってたのに、ちょっとこう言う感じで短期ならアリかなぁと思っちゃう自分もいました。

 

でも、うららトップ=海外ミュージカルはまずもってない、のが辛いところ。

やっぱり歌える娘役がトップがいいとは思うんですけど、組み替えないってことはそういうことなんだよねぇぇ。

 

*1:宝塚の全国ツアーではカーテンコールで会場となるその県出身のタカラジェンヌがトップスターさんから紹介されます。神奈川県は普段、たくさんいることのが多いのに、今回はまさかの1人

*2:宝塚は全国ツアーや小劇場での公演は組子が二手に分かれます

*3:宙組は次の公演でトップ娘役の退団が決まっており、今回はトップスターとトップ娘役が分かれての公演でした

*4:例えば私にとって風花舞さんは好きなトップ娘役の一人です。

レ・ミゼラブル:新キャストお披露目会見20161125

2016年11月25日内藤くんのレミゼがスタートしました。

 

 

会見でのスーツはこの日のために購入したのに、先日の秘密の会議室でフライングで着てたやつ。スーツは問題ないんだけど、髪の毛が思いの外もっさりしてた。SNSとかでの自撮りは可愛かったけど、おしゃれにスタイリングする前提な感じだったんだな。。まぁ、マリウスの時はもっとおぼっちゃんスタイルになるから関係ないけどw

 

7月に発表されているキャストに加えて、この日、発表のキャストもいると事前に言われてましたが、予想通り、Wだったメインキャストが全てトリプルになって、これで全キャストかな。

ちなみにコゼットが前回のアンサンブルからの昇格、小南満佑子さん。

アンジョルラスに、これがTLでは最大のサプライズだった相葉裕樹くん。

マリウスには前回キャストの田村良太くんが続投。

小南さん相葉くんはオーディションの話からして他の皆さんと同じ形で受けたようですし、やっぱり追試だったのかなぁと(正直、引っ張らなければいけないような二人ではない)。そして続投の田村くんが3rdなのはマリウスはオーデでは3人目が見つからなかったのかなぁと勝手に思ったり。公式サイトで続投組二人に挟まれてる内藤くんなかなかに不思議な図。

 

 

帝国劇場 ミュージカル『レ・ミゼラブル』

 

 

以下は会見の記録なのでレミゼに関心がないと面白くはないです。

 

会見記事(随時更新します)

okepi.net

さすがokepiさま、会見のハプニングなども含めて出席者全員の写真あり。

 

spice.eplus.jp

内藤くんの写真、コメントもあり。テニスで頭角を現したのかどうかは知らないけど(笑)、すごい親孝行の真面目な青年に見える。いや、否定はしないけども、面白い。

 

ミュージカル『レ・ミゼラブル』 新キャストお披露目会見! | omoshii

内藤くん写真、コメントあり。

ミュージカル俳優であれば「レミゼ」と「サイゴン」のオーデを受けるのは当然っていうのはレポの中で印象に残ってるというか、何気に深い。今まで落ちた話もしてたし、受かって初めて「ミュージカル俳優」と言えると話してたのが本当に感慨深い。

 

news.nifty.com

生田さんメインだが、内藤くんの会議室でも話してた「冗談だよ」の話など、オーディション話もあって面白い。

 

natalie.mu

ステージナタリーさん。内藤くんの写真とコメントもあり。 

 

ぴあさん記事できるかな〜待ち。 

 

舞台『レミゼ』新キャスト発表 コゼット役に乃木坂・生田絵梨花 | ORICON STYLE

オリスタさん。内藤くん写真はあり。記事は知名度のある生田さんメイン。

 

『レ・ミゼラブル』追加キャストに相葉裕樹、小南満佑子 - 覚悟の挑戦実る | マイナビニュース

本日発表のキャスト二人の記事

 

 

タイミング的に紅白出場の話を生田さんにしてるのがメインな記事も多くて、作品への言及や他キャストの話がないものは掲載していません。

 

その時、初めて見えたもの:中止の記録

いまさらだけど記録として。

2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ 第二幕 ~月歌奇譚「夢見草」~

初日 桜の章 10月27日木曜日 14時開演

大成功のうちに幕を下ろしたツキステ第二幕だが、その初日公演は一部公演の中止で始まった。

記憶を遡ってみても、停電だったりアクシデントによる公演中断は経験があるけど、中止からの払い戻しは初体験かも。観客、演者、スタッフ、主催、関わってる人間の中に中止にしたい人などいるはずがないので、ここで今更良い悪いを言いたいわけではなくて。

ただ、悲しいことに、これからも絶対に世界中のどこかの劇場で起こりうる「中止」についての記録、そして実際にあの劇場にいた時、驚くほど自分の中の感情がぐるぐるしたことを記録します。

 

時系列(記憶の範囲で)
  • 開演時間5分前にツキラジ*1からスタートすると告知されていたにもかかわらず、14時を過ぎてもスタートしない。
  • 舞台上に舞台監督があらわれ「システム調整」という説明の後、開演が30分近く押して始まる。
  • 芝居がスタートするが途中、明らかに芝居とは関係のないブチっという嫌な音*2と共に以降、音響(BGM、効果音)が止まる。
  • 音響なしで2場ほど芝居は続行したが、日替わりコーナー後、再度芝居が止まる。
  • 音響トラブルのため、再度休憩を挟むとアナウンスされる。
  • 舞台監督が再び板へ、芝居に使う音響システムの復旧の見込みがないため、一部の芝居パートを中止。ライブパートはシステムが別のため、この後、ダンスライブのみ行うことが説明される。(なお皆様へのお詫びも現在、検討中であることも説明)
  • キャストも揃って板に並びお詫び。
  • キャストの衣装チェンジのための休憩後、ダンスライブへ。
  • カーテンコール後、舞台監督が板の上へ(本日3回目)。今回のお詫びについての説明。
  • 退場時に、お詫びの1つのブロマイド(物販購入特典のものをランダムで1枚)と先ほど説明のあったお詫びについての書面が配布される。

 

 

主催の対応:お詫びについて

ニュース|2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ【ツキステ。】

公演終了時に発表されたお詫びは以下の通り 

  1. チケット代金全額払い戻し
  2. 明日(10/28)以降の当日券の枠より3,000円で提供:ただし、当日券として用意している枠のため(一般販売分は初日前に完売)、10/27夜にインターネットで抽選を行う。
  3. ブロマイド(物販購入特典のもの)をお一人様1枚ずつ進呈

2に関してさらに言えば、17時すぎの公演終了後、18時にはエントリーサイトオープン、24時締め切りで翌日10時には当落が出ていた。私はこのシステムで予定していなかった翌日の公演を観劇。*3

 

これはファンとしてとか、役者の気持ちとかそういうことは完全に抜きに、有料の催しが中止になった後の企業の対応としていうと、完璧な対応としか言いようがない。

芝居パートの中止、ダンスライブ中に協議、お詫び対応の内容を決定し、来場者に配布する書面、当日券枠のエントリーサイトの手配、、公演中止以降は驚くほど見事な采配だった。むしろ、中止決定までは「どうなってるの」と思っていたのだが、その不安な時間との対応の差が妙にリアルで、当然ではあるが誰も中止したかったわけではないこと、決断後は最善を尽くしていることが伝わってきて、企業側の視点も持てるようになってしまった大人は、黙るしかなかった。

 

あの日、あの場所にいた人の問題

中止に限らずだが、こういったトラブルが発生すると、今の世の中、すぐにネットを中心に学級会が開かれちゃのがつらいところ。ここではそれをどうこう言うつもりはなく、あの時、あの劇場にいた人間、ツキステ。の10/27公演にいた人たちは等しく悲しみ、怒る権利はあるよということだけ。

起きてしまった公演中止というトラブルに対して、主催者はベストな対応をしてくれたのは事実だし、板の上に立っていた役者はもちろん誰も悪くない。完璧な対応と、悲しみと悔しさを抱えて板の上に立ち、主催と一緒に謝罪するキャストがいた事実に、その場の大半の人間、そしてそれを聞いた入ってもいなかった人たちまでもが「ライブもしてくれたのに全額返金までしてくれて、何も悪くないのにキャストは謝ってくれたのに、私たち(観客)は怒ってはいけない」という空気ができてしまった。

あの公演しか観れない人もいるかもしれない。あの公演に合わせて地方から遠征してきた人もいるかもしれない。だから怒っていいし悲しんでいい。*4

キャストは悪くない、だけどお金をもらって芝居をする側だったのだから頭を下げる。謝らないでと私も思った。だから、黙っていた。私たちが板の上にいる彼らにできるのは拍手だけだから。

 

そして自分のこと

私は結局、怒らなかった。ましてや、感心すらしてしまったのは前述の通り。でもそれは私が首都圏で暮らしていて、その後の日程のチケットも持っていた上に、結果的に振替の当日券で翌日の夜公演も入ることができたからだ。

しかし、実は「公演中止」が決まるまでの間、私はものすごく怒っていた。あの日、私はどうしても夢見草の初回が観たかったので、仕事を抜けてあの場所にいた(業務上は午後休で夜には戻った)。公演が当初発表されていた2時間半から3時間に延びた段階で、ギリギリになったスケジュールが、開演が30分押した時点でカーテンコールは観れないだろうに変わり、さらに中断と言われた時点でライブは観れるだろうかに変わった。ここまでくると好きな役者が悔しいだろうかとか悲しいだろうかとか関係のない境地になる。

終演後の主催の対応は見事だった。しかし、それがあそこまで完璧な対応でなかった場合、私は主催にクレームをつけていただろうなとも思う。エンターテインメントはサービス業だ。それを改めて感じた約3時間だった。

 

結局、何を語ろうとも、自分は主催ではないので原因はわからないのだけど、元々若手俳優御用達劇場の中だとブルーシアターは音響がよくないところに、今回のトラブルが「音響システム」ということで、音のデータ自体は前日のゲネプロで何も問題はなかったんだし、原因は公演主催ではなく、劇場側にも何かあったりしないのだろうか。今回のようなトラブルが起きた劇場でまたすぐに次の公演を行うわけだから*5、少なくとも関係各所は原因をきちんと解明し、同じことが起きないようにしていただきたいなと思う。

 

 

 

余談:本音と情熱

ここからは更に私の個人的な気持ちの整理。中止がなかったら考えなかっただろうこと。

芝居パートの中止が決まったとき、客席からは「ライブが見れればそれでいいよね」なんて声も確かに聞こえた。なかなかに品のない発言だ。それに対してネット上で怒っているかたがいたのも見かけた。口に出したのは中々にアレだが、実はその発言の一部分だけは「分かる」と思うところもあった。

 ツキステ。第二幕が発表されたとき、凄く嬉しい気持ちと同時に、不安になった。アニメ4話の年中組の「新選組」の舞台から派生した物語、その宣伝内容からすると、本筋はかなりのシリアスになる。いくらパラレルはツキウタの世界では当たり前とは言え、それはツキウタ。およびツキステ。の世界としてアリなのか。疑問や不安は正直、公式からの情報が増えれば増えるほど増した。役者が手を抜くことはないのは分かっている。役者が頑張ろうと頑張るまいとつまらない舞台はある、これまでたくさん見てきた。私はツキウタ。が好きだし、ツキステ。第1幕が好きだけど、それがシリアスなお芝居になるのであれば、また別の舞台演劇になる。好きだからこそ、第二幕が逆転駄作なんてことになったらどうしよう……そんな失礼極まりない心配を初日までずっとしていた。

ダンスライブさえ見れればいい」、あの日あの状況の劇場でよく言えるな、そう思う発言ではあったが、ダンスライブは春よりクオリティが上がることはあってもガッカリさせられることは絶対にない、新曲3曲が加わる期待もあるわけで、私自身、「ダンスライブがあれば(最悪芝居の出来栄えが悪くても)楽しいはず」と内心思っていたところがあった。

あの劇場で耳にした発言が許されるとか擁護をしようというのではなくて。私があの日、あの場所で見たもの、それは役者たちの「芝居パートを見せたかった」という悔しそうな、申し訳なさそうな表情、彼らの真剣な思いだ。

そんなの当たり前だろって思う人の方が多いと思う。だけど、私は彼らの、稽古期間中のPRも含めた営業の表情とは違う、本物のあの表情を観て、中止は残念だったけど、早く芝居パートが観たい!公演が始まる前より何倍もツキステ。第二幕が楽しみになった。芝居の質が読めないからライブパートのツキノウタを心の支えにしていたのに、ライブパートが始まる直前、今は仕方ないけど早く芝居を最後まで観せて欲しいという気持ちに支配された。(ので、翌日の当日券に申し込みをした)

どこか異様な空気で始まったライプパート。最初は自分の中で芝居パートへの意識が変わったこともあって、どう盛り上がっていいのか分からなかった。彼ら自身が客席の空気をどう思ったのか分からないが、先ほどまでの表情とはうって変わって完璧なアイドルの笑顔を見せて、私たちを楽しませてくれた。顔は確かに笑顔なのに、鬼気迫るようなダンスだったようにも思え、それにまた胸を打たれた。

終演後に皆が思ったのは「(芝居なんてなくても)ダンスライブがあればいい」ではなくて、「芝居は見れなくて残念だったが芝居の分のエネルギーも注いだダンスライブが見れて良かった」という拍手だったと思う。(全員がそう思ったかは分からないけども)

 

彼らの初日後、また千秋楽後のブログやTwitterを読んだ。

中止になって良かったことなんてない。だけど、私が大好きな舞台の大好きな役者たちの真剣な気持ちが見えた。そんな事件だった。

*1:ツキステ。特有の前説コーナー

*2:コードを無理に抜いたような音

*3:ちなみに席は「なるほど当日券」というべき、機材ブース付近、後列のセンター

*4:もちろんその怒り悲しみを誰に、いつまでぶつけるかというのはまた一つの問題だけれど、少なくとも文句を言っちゃいけないなんてことはない

*5:第3幕のグラビ公演はブルーシアターでの上演が決定済み

その発想がなかった:プレゼントとイベントの話。

前段として:もう何年もSNSTwitterのみで過ごしてきてブログの書き方が分からなくなっていたので、少し前から若手俳優さん推しの皆さんのブログを記事に関係なく読んでみたりしていて、実は戦慄したというか今現在も凄いなぁと思うことがある。

 

推しとプレゼント

皆さん、推しくんたちにプレゼントめっちゃしてる。

そしてどうもプレゼントが結構な頻度だったり金額だったりがすごい。闘うオンナって感じ。かっこいいけどこわい。恐いけどかっこいい。(語彙力

 

なんでこのテーマでブログを書こうと思ったかと言うと、先日、私、生まれて初めて「好きな芸能人」にプレゼントをしたからです。なお、当方、お小遣い制の10代のJKでもなんでもなく、ヲタ歴も社会人歴もすでに結構な長さのBBAです。

 

プレゼントをしたのは推したてほやほやの俳優、めんじょーくんです。お誕生日イベントのためプレゼントを用意したのですが、何なら申し込みの段階ではプレゼントのことは何も考えていなかったです。

めんじょーくんは、今年に入っていくつか2.5次元舞台でメインキャストを勝ち取ったことでプチブレイクした人(そして私もその一つで落ちた)だと思うので、イベントへの申し込みそのものは、さほど緊張感なく飛び込むことができました。応援したいと思ってすぐにお誕生日なのも何かの縁だし、昼夜2回まわしで昼は仕事で行けないし、夜限定だと外れるかもしれないしと思って応募したところ、無事に夜の部が当選し、参加できることになりました。

当初はとりあえず手紙を持っていけばいいと考えていたのですが、チケットに同封されたお手紙やTwitterなどでアナウンスがあったのです。要するに、プレゼントは本人に直接お渡しいただけます的なやつが。「あ、これプレゼント持ってくる人の方が多いやつだ」ということに、そこで気づいてしまったわけですね。

ちなみに今回、別に義務感や見栄でプレゼントをしようと思ったのではなく、たぶん長年最優先で応援してきた人が手紙以外は渡せない人だったので、根本的にその発想がまるでなかったんです。

 

とりあえず急にプレゼントをどうしようかという問題が浮上したので慌てて、芸能人にあげるプレゼントってどんなものなのかと色々ブログなどを拝見したら、推しが好きなor身につけて欲しいハイブランドをあげるみたいなことを仰るかたが結構いらっしゃって、中には具体的な金額で、プレゼントは毎公演ごとに○万円程度みたいな話まで出てきて、目が点になったという(冒頭に戻る)。。若手俳優推しの皆さん金回り良すぎるのでは

思えば、めんじょーくんは舞台中、忙しいだろうに、割と貰った手紙やプレゼントの写真をSNSにアップしています。どんなものをもらっているのかは定かではないですが、明らかに手紙じゃない紙袋とかも結構あったな~とそれまで流してみてた写真の中身に改めて気づかされました。

 

結局、皆さんの推しくんへのプレゼント関連のブログは、貢ぎ物がいい悪いはともかくとして熱意が凄すぎて自分にはあまり参考にならなかったので、推しくんにプレゼントをしたことがあるお友達に意見を聞き、自分なりに考えて今回のプレゼントを選びました。まぁ、たいしたことはないですが、普段使いできる消耗品みたいなものなので、普通に使ってもらえるはず。

ちなみに、プレゼントデビューはいたしましたが、たぶん今後もプレゼントは誕生日などの記念日のみになるかなぁと思います。心境の変化があれば別ですが。他人、ましてや異性にセンスの良い(相手に喜んでもらえるような)ブランドもの贈れるほど、ファッションに明るくないし、やっぱり自分のスタンスとしてはプレゼント買うならチケット買うわって感じで。今現在、余分なお金が全然ないので、毎回推しくんのためのプレゼント予算を確保するためには何か別のものを犠牲にしなくてはいけないので、それは違うかなって思った次第です。

推しくんはブランドものは自分で好きなときに好きに買えるようになるくらい、売れてくれればそれでいいですが、めんじょーくんのあまりファッションに興味がなさそうな感じも好きです。

 

追記修正:

この記事を書いてて担当はともかく、何年も推してて誕生日イベにも行ってる俳優の推し、みりんぼしくんにプレゼントしたことがないのはなぜだと自分でも思ってたんですけど、ちょっと彼の場合は特殊だった。

彼に関しては、そもそも彼を知ったきっかけに彼と仕事をすることのある知人がいるので、私はその人には差し入れを結構頻繁にしている。現状、年に数回その人と推しくんが一緒に仕事をするので、その人に「カンパニーの皆さんへ」「出演者の皆さんへ」と差し入れをしてるので、何ならそれ以上にプレゼントという発想になるはずもなかったw ちなみにその人は私が彼のファンになって舞台チェックしてるよというのは伝えてあるので知ってるけど、それ以上でもそれ以下でもないです。

 

そもそもイベントが苦手だという話

さて、プレゼントの話で察しがついている方もいるかもしれませんが、私はそもそもコンサートや舞台などの俳優やアイドルのメインの仕事以外の現場に興味があまりないし、なんなら苦手。接触イベントや近距離イベントなんてなくていいと思っている。

ここで「板の上のプロの担当くん、推しくんにしか興味がありませんからイベント関係は全部無視です!」と言い切れたら凄くかっこいいのだけど、さすがに完全に言い切ることができるほどはできたファンではないです。

見た目も込みで推しくんが好きだから「見れる」のは単純にいいと思うし、イベントで推しくんがどんな話をするのかはそれなりに気になる。ただファンサービスとして俳優モードではなく接待するファンミはともかく(申し訳ない気持ちになるので苦手です)、やはり誕生日だったり、記念年のイベントならお祝いしたい気持ちはあるので、そこはやっぱり行きたいと思います。

 

担当くんに関して言えば、舞台やコンサートは国境なく追いかけるし、全国ツアー全ステも、舞台1ステージ20公演以上も何度もやってるのに、番協や番組観覧は平日休日に関わらず一度も応募したことがないです。シンガポール公演は発表されてすぐにHISに行ったのに、CD購入抽選イベントは申し込み自体よく忘れるので興味のなさがすごい。ちなみにインド旅のイベントはトークが聞きたいから2BOXして申し込みしたけど当たらなかったです。後輩グループの応援で握手会に召集されたときも、周りの知り合いが大量にCDを購入してここぞとばかりにいろんな会話をしているのに、私は動員要員として呼ばれたのだから行くだけは行こうと半ば義務感みたいなものを感じて2枚CDを買い、言えた言葉は「ずっと応援してます」と「大好きです」だけだった。ちなみにプレゼントはそもそも手紙しか受け取ってもらえないけど、担当が初めて「笑っていいとも」に出演が決まったときは自己満足で友人たちにも声をかけてスタンド花を出しました。これは担当にというより、いいともスタッフやフジテレビの人に担当の人気を伝えたいって気持ちもあったかも。

 

推し(みりんぼし)くんの場合は、ニコ生の番組を持っていることもあり、公開放送なんかで特典握手で次の舞台チケットが売られることがあります。そういう場合は、そもそも公開放送自体も私にとっては優先順位はさほど高くないのだけど、入った場合はこちらもチケットが余ってるからこそイベントで売ってるんだよなと思ってしまうので、追加できる場合はチケットを購入する。特典の握手の際には、とにかく事前に考えていたことを伝えるということだけを意識しているのだが、一度、握手の手を割と自分からすぐに離して、何とか伝えたかったことを言い切ったら、おかしなことに推しくんの方から嬉しかったらしく、もう一度手を握ってこられて非常に困ったというおかしな思い出がある。(買ったチケットは一枚。。握手も本来は、、一回のはずである)

 

たぶん、最も若手俳優界隈の方からすればおかしな話としてはもう一つ。以前に別の俳優くんのファンクラブに入っていた頃の話。チケット購入の特典もイベントも盛りだくさんで私が入ったことがあるファンクラブで一番ここが手厚いな~と感動していたのだが、一方で自分は温泉バスツアーはまずもって行かないし(なんと入会している間に2回か3回くらいあった)、2ショットチェキとかしんどいし、チケット大量に買うと楽屋訪問できるらしいが、まかりまちがって全通分のチケットをFCで買うにしてもそんなイベントはご遠慮したいと思っているので、逆に逆に自分はファンクラブの元が取れないなって思ってしまって更新しなかったという思い出である。

ただし、過去私が一番好きなファンクラブイベントをやってくれたのもこの俳優くんのFCなので(映像化されていない舞台の秘蔵映像などを投影しつつ、俳優くんがその年の舞台のお仕事の思い出や裏話を語ってくれるという形式。宝塚のお茶会の豪華版みたいな神イベ。事務所舞台が多いところとか、舞台制作との関係が良好な事務所はぜひこの形式のイベントをやってほしい)、本当に彼に興味があって接触イベントが苦手じゃない方には心底おすすめしたいFC。*1

 

これは現在も私が直面してる問題なんですが、*2若手俳優ファンの皆さんは、接触イベント、特に旅行系とかをどう乗り越えているんだろうか。どうやって同担?(同厨?)の相方をみつけているのかが気になって仕方がない。ブログとかでは同推しの友達はいないと仰る方も多いが宿泊を伴うときぼっち参加とか精神持つのだろうか?*3

そもそも板の上と客席という距離があるから堂々とガン見できているというのに、どうやって何もないところで推しくんと近距離でいられるのか、何を話すのかとか全部まるっとアドバイスが欲しい。ファンミーティングの類に慣れていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、何卒教えを請いたいところ。

 

 

めんじょーくんの誕生日イベントはとにかく初めてのバースデーイベントを開けたというめんじょーくんが可愛くて、その表情が近くで見れたこと、2ショットチェキタイムは心底地獄だったけど、プレゼントは手渡しして「使います」と言ってもらえるのは嬉しいなと思ったし、何より今回のイベントで、彼を今後推すにあたって、できれば早めに知りたいなぁと思っていたことのいくつかを話してもらえたのは凄くありがたかった。これがあるから、イベントも無視できないんだなぁとも思えたので、つくづくこの世は沼地でできている。

 

なお、2ショットはどーーーーしても、自分の顔とめんじょーくんの顔だけを並べるのが嫌だったので、普段なら俳優さん本人のイベントでは禁じ手だと思っているキャラグッズ(紫のツキウサ)を持参でなんとか絵面をごまかしたのだが、きっと古株さんの中ではそれを不愉快に思った人がいると思う。(自分がツキステ。以前からのファンだったら嫌だ)2ショットが本当に苦手なのでご容赦いただきたい。

ウサギをいじるめんじょーくんは本当に可愛かったし、今後も2ショを含むイベントがあって、ツキステ。を卒業後の場合は持ち込まないようにしたいけど、ほんとどーしたらいいんだろ。。

 

*1:ホリプロのミュージカルメインの俳優くん。ホリプロは宝塚のOGも多いし、舞台役者ファンのFCがどうあるべきかっていう情報をたくさん持ってるんだろうなぁ

*2:めんじょーくんの事務所はアットホームな感じで事務所舞台をやってることもありイベント関係が非常に手厚いというか多い気がする。

*3:知らない同担との4人部屋で推しがお部屋周りとか考えてただけで恐い

黙って待ってればレミゼははじまる

恋ブロ、Alone with2、そして昨日の秘密の会議室のおかげ、内藤くんのレミゼが現実として近づいてくることをひしひしと感じ、落ち着かなくなる。。

昨日のニコ生でレミゼのオーディション話が出たので、オーデとか例年の稽古日程について放っておいてもレミゼは始まるのに勝手に調べたことを貼っておきます。

 

2017レミゼ日程について

5/21-24帝劇プレビュー、5/25~7/17帝劇、8月福岡、9月大阪、9-10月名古屋

 

以上が発表されている日程。地方公演については出る出ないが人にもよるとは言え、大きい舞台から引っ張りだこというわけでもない内藤くんはさすがに東京のみってことはないと思っています。なので、来年は春から秋口まではおそらくお芝居はレミゼのみ。

きっと東京のスペシャルウィークあたりからは、休演日に単発のコンサートやニコ生などのイベントが入りってくれるのではないかと期待しています。

個人的には朗読劇とかも一度は見てみたいのでこう言う時期こそと思ってるけどどーかな。 

 

で、ここからがわざわざ調べなくてもいい過去からの学ぶスケジュール。

2013と2015レミゼが4月スタートなので、ほぼ一月ズレで考えられると思います。

2013の駒田さんのイベントレポによると、「秋口から週2程度の歌稽古、本稽古は2月から」。

2015は海宝くんのスケジュールで確認、新キャストの歌稽古は事前にあったかもしれないけど(レミゼの場合、記者会見で何曲も歌いますし)、2月20日がキャスト揃っての歌稽古スタート日でした。

なので、今年はおそらく3月中旬頃より、稽古がスタートすると予想。というか歌稽古は要するにそろそろ始まるんだなぁ。ワクワク。

 

じゃあ、内藤くんの来年のスケジュールについて。舞台は現在、12月のデビミュまで発表されているので、年明けにもう1-2本はお仕事の可能性があるかな。。

「歌うたい人」が1月上旬にあるということは1月末〜2月くらいにかけてとか(個人的にはone関係がいいんだけど、oneこそ本番始まって以降でも合わせてもらえるかもしれないとも思ったり)。

2015年の海宝くんの場合は、1月末までミュージカル座の舞台に出てて、2月前半も幾つかライブはやってました。

 

レミゼのオーディション

昨日のニコ生で話していた「レミゼのオーディションがワークショップみたいな形で何度も〜」というのは、きっと「コールバック」の形で2月下旬にやってたんじゃないかなと想像。今年の内藤くんのスケジュール確認したら、デビミュの稽古時期か。。ちゃんと事務所は考えているんだなぁとびっくりしつつ、どんな感じなのか気になって仕方がない。

会議室での話から、内藤くんは演出家チームとのワークショップ型の二次審査を少なくとも2回以上受けているわけで。何回くらいあるんだろう。多ければいいってものでもないと思うけど(海宝くんなんてもう書類出したら受かりそうだよw)、最終的に受かっているのは海宝内藤のみなわけだし。

しかもハートフルとかカフェソングを歌ったって話や、審査の中でコゼットのパートって話もあったので、個人審査じゃなくて、コゼエポアンジョの候補の人とは一緒だったりもしたと思われます。*1

 

ここからはさらなる妄想なんだけど、そもそもキャスト発表で一斉に新キャストも含めて発表しているのに、11/25の新キャストお披露目会で追加キャストの発表っていうのはどういうことなのかなぁ。

追加で発表される方が注目度は高い気がするけど、例えば興行的な話題性で、シークレットにしておくのであれば、それこそ今回で言えば、コゼット役に決まった乃木坂46の生田さんあたりを伏せておく方がいいと思うの。いくちゃんが会見で発表されたら週明けまでマスコミは取り上げてくれそう。

追加キャストの方が何かと騒がそうなんだけど、じゃあ追加キャストが有望キャストかと言えば、2015のアンジョルラスの上山くんは絶対に3rdでしかなかった。アンジョの1stキャストはここ数年で言えば、間違えなく上原くんなのは誰も疑う余地はないと思われます。

 

そういう風に考えると追加の新キャストって、言い方悪いけど、「補欠合格」なのかなぁ?

キャメロンチームも含めた正オーデを勝ち抜いた正式なキャストは7月28日に発表されたキャスト。

でも、今回で言えば半年のロングランをやるのに、マリコゼアンジョあたりはキャストが足りないって東宝が考えた場合に。演出チームと東宝で相談して、最終候補に追試を課すとか、もしくは公募オーデに応募していないけど、この人はどうだろうという候補東宝が推薦で受けさせるとか。

オーディションがワークショップ型って話を聞いてから、レミゼクラスのオーデになると有望な役者をある程度呼んで、ローザンヌのバレエコンクールのようにコンテストであり教育の場にもなったりするんだろうか。 

 

そのあたり、どういう感じなのかは11/25に分かるのかどうかも、とにかく大人しく待ちます。

 

*1:話の中ではコゼット候補って言葉はありました